bitbank(ビットバンク)は、ビットバンク株式会社によって2014年6月に開設された仮想通貨取引所です。
bitbank(ビットバンク)
代表取締役の廣末紀之さんは、ビットコイン投資入門の本を出版していて、仮想通貨の重要な技術であるブロックチェーンに関する書籍の監修もしています。
ビットバンクは、bitFlyer(ビットフライヤー)やZaif(ザイフ)などのような大手取引所に比べると知名度はやや劣りますが、日本で人気のアルトコインを少ない手数料で取引できるという大きなメリットがあります。
そんなビットバンクについて、取り扱っている仮想通貨の種類や、仮想通貨取引所としてのメリット・デメリットを見ていきましょう。
ビットバンクで取り扱っている仮想通貨は、以下の6種類です。
ビットコインやイーサリアム、ビットコインキャッシュといった世界で人気の仮想通貨だけではなく、モナコインやリップルという日本で人気が高い仮想通貨も取り扱っていますね。
ビットバンクでは、日本円も仮想通貨も入金手数料は無料です。
一方、日本円の出金は3万円までは540円、3万円以上は756円の手数料が発生します。
また、仮想通貨の出金(送金)もそれぞれ手数料が発生します。
公式サイトの手数料一覧:
https://bitbank.cc/docs/fees/
仮想通貨の取引に手数料は発生しません。
スプレッドは通貨ごとに異なりますが、ビットバンクは取り扱っている仮想通貨のスプレッドが小さいことが大きな特徴です。
(スプレッドとは、仮想通貨の売値と買値の差額のことです。)
具体的には次の項目で解説します。
アルトコインとは、「ビットコイン以外の仮想通貨」を指す言葉です。
ビットバンクの場合は、ビットコイン以外にリップルやモナコインなど5種類のアルトコインを取り扱っています。
一般的に仮想通貨には、「販売所」と「取引所」という売買方法があります。
販売所ではサイトの運営者とユーザ間で仮想通貨の取引を行います。
一方、取引所ではユーザ同士が直接保有している仮想通貨を売買します。
そして、運営者が間にいない分、取引所の方がスプレッドが小さいという特徴があります。
販売所と取引所には、スプレッドによる手数料に5%~10%程度の差があるので、売買するほど取引所の方がお得になります。
そして、ビットバンクの最大の特徴は、取り扱っている仮想通貨の取引はすべて取引所で行われるという点です。
リップルやモナコインの取引所を設置している仮想通貨取引所はほとんどないので、これらのアルトコインを効率的に売買したい方にとっては、ビットバンクが最適な仮想通貨取引所といえます。
ビットバンクは、日本の取引所のなかでも運営歴が長く、運営者の身元もはっきりしています。
仮想通貨取引所は自分の資産を預ける場所なので、バックボーンがしっかりしている取引所の方が信頼できますよね。
また、ビットコインセキュリティ専門会社の「BitGo」と提携しているので、セキュリティ対策もしっかりしていると言えます。
ビットバンクには、販売所がありません。
取引所はユーザ同士が直接仮想通貨を取引するので、「売り手と書い手がいないと売買が成立しない」というデメリットもあります。
そして、大手仮想通貨取引所に比べるとまだユーザ数が多いとは言えないので、自分が望む価格での売買がなかなか成立しない可能性があるのです。
また、販売所での取引なら、サイトが提示する金額を支払って購入するだけなのですぐに取引が完了しますが、取引所では他ユーザの売値や買値を見ながら指値を決める必要があるので、初心者の方にはややハードルが高いかもしれません。
ビットバンクではすべての仮想通貨取引がユーザ同士で行われるので、他の取引所(正確に言うと販売所)よりもスプレッドが小さいという特徴があります。
リップルやモナコインの直接売買ができる数少ない仮想通貨取引所ですが、現時点ではユーザ数が多くないので、やや取引が成立し辛いという側面もあります。
しかし今後、仮想通貨市場が盛り上がっていけばさらにユーザ数も増えるはず。
アルトコインを頻繁に売買を考えている人はぜひ利用したい取引所と言えるでしょう。
ビットバンク(bitbank)