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アービトラージ(裁定取引)とは?

2018.04.06 更新

アービトラージ(裁定取引)とは?

アービトラージ(裁定取引)とは、同じ通貨で取引所ごとに価格が異なる場合、その価格差で利益を出す方法のことです。

複数の仮想通貨取引所に登録している方でこのような場面を目にしたことはないでしょうか。

「取引所Aのビットコイン価格は100万円、取引所Bのビットコイン価格は101万円」。

このような時に、取引所Aで1BTC買って、取引所Bで売れば1万円の儲けを出すことが可能です。

物販でいうとせどりと言われる方法になります。

これをアービトラージ 、日本語では裁定取引と言い、サヤ取りとも呼ばれています。

仮想通貨はアービトラージ向き

「仮想通貨はアービトラージに向いている」ということがよく言われることがあります。

理由はいくつかありますが、取引のシステムが整っていない時期のため、裁定取引に入り込みやすいというのが一番の理由です。

仮想通貨の文化が世界に広がりを見せているのは最近の事で、取引所ごとの使用や、仮想通貨の法整備等まだまだ環境が統一化されているわけではありません。

そのため、ドルや円などの市場に比べると仮想通貨取引所ごとの価格差が大きくなります。

仮想通貨でアービトラージをするメリット・デメリット

仮想通貨におけるアービトラージのメリットとデメリットについて考えていきましょう。

仮想通貨におけるアービトラージのメリット

  • 利益が出る取引ルールがわかりやすい
  • リスクがほぼなく儲けることができる
  • 投資初心者も取り組みやすい
  • 分析などの時間を作る必要がない

仮想通貨におけるアービトラージのデメリット

  • 利幅が狭いため、元資金が多く必要
  • 自動プログラムがライバル
  • 価格チャートを常にチェックしないといけない
  • アカウント停止の可能性がある
  • 大きく儲けるのは難しい

仮想通貨のアービトラージの最大のメリットは難しいことを考えずにトレードできることにつきます。

少なくとも2箇所の仮想通貨取引所に登録し、狙った仮想通貨を価格の安い取引所で買って高い取引所で売る、これだけですので仮想通貨の知識を身につける必要はほぼありません。

ただデメリットとして、簡単で誰にでもできるトレード方法で、かつ、取引所ごとの価格差はわずかのため、元手が大きくないと大きな儲けを出すことはできません。

さらに、取引所間でのやり取りをするので手数料などが必要になり、それを考えてトレードすると利益はさらに低くなります。

薄い利益を着実に増やすのが裁定取引というのを念頭に入れておく必要があります。

そして、最大のデメリットは、アービトラージをやりすぎると取引所からアカウント停止にされてしまう可能性があることです。

本格的にアービトラージで収益を出すためには、価格の変動を見てわずかな価格差を逃さないようにするため自動プログラム(bot)などで取引する必要が出てきます。

しかし、瞬時の取引を自動プログラムなどで繰り返す場合、取引所のシステムに負荷をかけることになります。

続けていると取引所に嫌われ、最悪、アカウントの停止になる可能性もあると覚えておきましょう。

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