[18年04月更新] BitcoinCash/ビットコインキャッシュ(BTC) - CCらぼ-ビットコインや仮想通貨、仮想通貨取引所の初心者向けメディア

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BitcoinCash/ビットコインキャッシュ(BTC)

2018.04.02 更新

ビットコインキャッシュは、仮想通貨のなかでももっとも有名なビットコインと名前がよく似ています。
実際、ビットコインキャッシュはビットコインから派生する形で誕生した仮想通貨です。
しかし、両者にどのような違いがあるのかわからないと、どちらに投資すべきなのか判断できません。
そこでこの記事では、ビットコインキャッシュの概要と特徴を主にビットコインと比較しながら紹介します。
また、ビットコインキャッシュを購入できるオススメの取引所についても合わせて紹介します。

ビットコインキャッシュの概要

ビットコインキャッシュは、2017年8月に、ビットコインから枝分かれする形で誕生した仮想通貨です。
仮想通貨といえばビットコインが一番有名で、実際に市場価格でも圧倒的なトップに位置しています。
ビットコインキャッシュは、ビットコインが持っていた欠点を補う形で生まれた仮想通貨で、現在では多くの仮想通貨取引所で取り扱われています。

一般的にビットコインキャッシュは「BCH」と略されます。
しかし、一部では「BCC」という表記を使うこともあるので、間違えないように注意が必要です。

ビットコインキャッシュ誕生の歴史や経緯

なぜビットコインから枝分かれする形でビットコインキャッシュが誕生したのでしょうか。
簡単に言えば、ビットコインが抱える問題に対する対処法について、ビットコインコミュニティ内で意見の対立があり、結果として二つに別れたということになります。

このように一つの通貨が二つにわかれることをハードフォークと呼びます。
ビットコインキャッシュはビットコインのはじめてのハードフォークですが、ビットコインにはさまざまな問題点や利害の対立があるため、今後もハードフォークが何度も発生すると予想されています。

ビットコインキャッシュの特徴や差別化のポイントとメリット

ビットコインキャッシュがビットコインからハードフォークしたのは、主にビットコインが抱える「決済処理の遅さ」と「取引手数料の高騰」という問題を解決するためです。

仮想通貨は、ブロックチェーンという技術によって、世界中でインターネットにつながっている大量のユーザのパソコンによる処理能力を借りて、通貨の取引履歴を記録することによってなりたっています。
しかし、ビットコインはその構造上の理由により、処理速度がどうしても遅くなるという欠点を抱えていたのです。
そして、決済処理が遅いために処理が詰まってしまうという問題がありました。
さらに、決済処理は「手数料をたくさんはらったものから順に処理される」という規則があるため、早く処理を終わらせたいユーザたちによって手数料がどんどん高騰してしまったのです。

その問題を解決するために、ビットコインキャッシュはブロックチェーンに取引履歴を保存する領域を拡張するというアップデートを施しています。
つまり、ビットコインキャッシュの特徴は、ビットコインと較べて「決済処理が早い」という点と「取引手数料が安い」という点です。

ビットコインキャッシュのデメリットとリスク

ビットコインキャッシュは、ビットコインの短所を補う形で誕生した仮想通貨なので、処理能力という面ではビットコインよりも優れています。
決済処理のスピードと手数料は、今後仮想通貨が社会的に浸透して多くの場面で利用されるようになれば、さらに重要視される要素です。
だから、ビットコインキャッシュはビットコインよりも、広く利用される可能性があります。

しかし、先に広く浸透したビットコインと較べて、ビットコインキャッシュは現時点では使用できる場面が少ないというのが現実です。
また、ビットコインキャッシュ以外にも、ビットコインの処理速度の問題を解決する形で開発されたアルトコインも続々と発行されています。

ビットコインキャッシュは、仮想通貨の代表であるビットコインから派生したという、いわばブランド力のようなものがあり、誕生以来、価値は順調に高まっています。
しかし、後続のもっと優秀なアルトコインに追い越される可能性もあるのです。

ビットコインキャッシュの現在の価格、時価総額

ビットコインは、誕生した2017年8月当初は1BCH(ビットコインキャッシュの単位)=3万円程度で取引が始まりました。
その後、しばらく乱高下はあったものの、2017年11月頃までは1BCH=6万円~8万円で推移しました。
そして、仮想通貨市場の盛り上がりとともに、ビットコインキャッシュの処理速度の早さや手数料の安さが広まり、11月頃から高騰を開始しています。

2017年12月26日現在、1BCH=約34万円になっているので、誕生から5ヶ月程度で11倍程度に高騰したということになります。

ビットコインキャッシュの2018年の動向、注目点

今後のビットコインキャッシュの動向として、注目すべき点は以下の二つです。

取引所で基軸通貨として使われる

ビットコインやビットコインキャッシュなどの有名な仮想通貨は、ほとんどの取引所で、各国の通貨(ドルや円)での購入が可能です。
しかし、まだ価値が低く取引所に上場されることが少ないようなアルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨を意味する総称)は、一般的にビットコインを基軸通貨として取引が行われています。
現実世界ではドルを基軸通貨として、1ドル=○○円などと計算されるのと同じように、仮想通貨の世界ではビットコインが価値の中心として扱われているのです。

そんな中、2017年12月には中国大手取引所が、ビットコインキャッシュを基軸通貨とする取引所「CoinEX」を開設しました。
ビットコインキャッシュを基軸通貨として扱う取引所が生まれたということは、ビットコインキャッシュの価値への信頼があるということです。
今後もビットコインキャッシュを基軸通貨とする取引所が各国に誕生する可能性があり、そうなればビットコインキャッシュの価値はさらに高まります。

ビットコインキャッシュを取り扱う実店舗の増加

仮想通貨市場の盛り上がりとともに、実際に仮想通貨での支払いを取り入れる実店舗が増えています。

https://twitter.com/kawashou1222/status/945318854875537408

ビットコインキャッシュはビットコインよりも決済スピードが早いので実店舗での支払いでも利用しやすく、今後は取扱店舗が増えていく見込みです。
実社会で利用されるようになれば利用者が増えて、さらにビットコインキャッシュの価格が上昇することになります。

ビットコインキャッシュを購入できる主な取引所等

ビットコインキャッシュは、仮想通貨のなかでも知名度や価値という点で上位に位置するので、たいていの取引所で購入可能です。
そこで、国内の取引所で、ビットコインキャッシュを購入するためにオススメな取引所を紹介します。

Coincheck(コインチェック)

https://coincheck.com/ja/sessions/signin

国内の取引所のなかでも、もっとも多くの種類の仮想通貨を取り扱っています。
今後ビットコインキャッシュ以外の通貨への投資も検討する可能性がある方は、Coincheckへの登録をオススメします。

bitFlyer(ビットフライヤー)

https://bitflyer.jp/ja/

日本国内の最大手といわれる取引所です。
運営企業への信頼が高いので、仮想通貨の取引に不安がある初心者の方にもオススメです。
ただし、仮想通貨の売値と買値のスプレッド(価格差)が大きいという弱点があります。
短期的に売買してしまうとスプレッドによって損をしてしまう可能性が高いので注意が必要です。

https://bitflyer.jp/ja/

Zaif(ザイフ)

https://zaif.jp/

Zaifはビットコインキャッシュを取引する時の手数料が安いという特徴があります。
また、スプレッドの幅も少ないため、短期的な取引で利益を得たい方にオススメです。

ビットコインキャッシュはビットコインよりも実用性が高い仮想通貨

ビットコインキャッシュはビットコインから枝分かれした仮想通貨で、決済スピードの早さと手数料の安さが魅力の仮想通貨です。
仮想通貨の代表とも言えるビットコインの名前を冠しているだけあってすでに知名度が高く、多くの取引所で売買されています。
今後、ビットコインキャッシュを基軸通貨とする取引所や実社会で利用できる店舗が増えていけば、さらに価格が上昇するでしょう。

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