[18年02月更新] IOTA/アイオータ(IOTA) - CCらぼ-ビットコインや仮想通貨、仮想通貨取引所の初心者向けメディア

CCらぼ-ビットコインや仮想通貨、仮想通貨取引所の初心者向けメディア > IOTA/アイオータ(IOTA)

IOTA/アイオータ(IOTA)

2018.02.20 更新

アイオータ(IOTA)はIoT(モノのインターネット)を実現するために生まれた仮想通貨

2016年7月の発行から数ある仮想通貨の中で時価総額トップ10にランクインし続けているアイオータ。

仕組みも新しいタイプの仮想通貨で期待感と注目度が高まっています。

アイオータ(IOTA)はIoT(モノのインターネット)を実現するために生まれた仮想通貨です。仮想通貨従来のブロックチェーンを使わずTangleという新しい技術を使い、送金手数料がかからないのもポイントです。通貨単位はMIOTAで発行上限枚数2800兆MIOTAとなります。

誕生の歴史や経緯

アイオータはIoT(Internet of Things)の技術を使いやすくするために生まれた仮想通貨です。機械経済のインフラになるべく機械と機械同士によるやりとりの実現を掲げています。

IoTの例をあげると、信号機と自動運転車がお金のやり取りを行って渋滞を緩和する。救急車なら信号機にお金を払えば止まることなく目的地まで行ける。

また、スマホがいろんなものと繋がりお風呂のお湯張り、炊飯器のスイッチ、部屋の施錠ができてしまう。そのようなインターネットとモノの繋がりがIoTになります。

人などの第三者の仲介なくモノとお金がつながれば非常に便利になります。先の例で信号機に支払うお金を仮想通貨のアイオータにすることで面倒な手間をかけずに利用できるのです。

他の仮想通貨との違いや差別化のポイント、メリット

では、アイオータはどのような特徴があるのかみていくことにしましょう。いくつかありますので項目別にみていきます。

1.Tangleを利用し手数料無料

アイオータはビットコインのようにブロックチェーンの技術を使っていません。代わりに「Tangle(タングル)」と呼ばれる分散台帳を使っています。

分散台帳というとブロックチェーンに似ていますが、簡単に言うとブロックチェーンよりも効率の良い技術を使って処理能力をあげていると考えてください。

ブロックチェーンの仕組みを使うとマイニングが必要で、利用者の手数料が作業者へのマイニング報酬として支払われます。

しかし、アイオータはIoTの技術でつながっているマシン同士で取引を自動確認し完了。第三者が入り込まないので手数料を支払う相手がいませので手数料が無料となるのです。

2.セキュリティが強い

アイオータはTangleによりIoTでつながった様々な機器が秘密鍵をもつ仕組みになっています。アドレスや秘密鍵は取引ごと1回ずつ違ったものに変わるので、一般的な仮想通貨よりもセキュリティは強固なものになっています。

3.マイクロトランザクション

マイクロトランザクションは「ものすごく細かく小さな取引」と言う意味です。アイオータは些細なデータも受け付けることが可能。

このメリットは何かというと、部屋の鍵を閉め忘れたからスマホでロック。そのような小さなやりとりにもアイオータは対応し決済してくれます。もちろん、手数料は無料。

飼っている犬が心配だからここの10秒間だけをスマホで映像を見たい。決済を含めアイオータを使えばそれすらも可能になります。

デメリット、リスク

これからIoTがどんどん進むことを考えるとアイオータは非常にポテンシャルの高い仮想通貨といっても過言ではありません。しかし、現状で注意点も考えられます。

1.誰も想像できない攻撃やバグの発生

アイオータはオフラインでの取引も可能なために、マイニングを行うノード(取引しているパソコン)をつくれば不正な入金記録がつくられる可能性もあります。

また、現状で改善はされていますげ脆弱性の指摘もありました。独自のシステム(ハッシュ関数)を使っていることもあり、どのようなバグが出るかもわかりません。

2.現状保管の難しさ

アイオータを保有しようとしてもウォレットは公式のもの、もしくは取引所のものしかありません。公式のものはまだまだ使い勝手が良いとは言えません。保管しにくいウォレットは非常に大きな問題と言えます。

現在の価格、時価総額

アイオータは2017年6月の上場。2017年12月下旬、約500円の価格になっています。時価総額はおよそ1兆3000億円で7位につけています。上場から半年ほどで時価総額が上位に来ている驚異の人気。

上場からたった2日で時価総額6位に。仮想通貨ファンにとって期待感のある通貨とも言えます。

2018年の動向、注目点

アイオータは大手取引所「bitfinex(ビットフィネックス)」上場から40円くらいを推移していました。2017年11月に中国の大手取引所である「Binance(バイナンス)」に上場。

その後、2017年12月に価格が暴騰していますが背景には富士通とマイクロソフトが提携したことが考えられます。

今後の動きとして、IoTを駆使した仮想通貨として注目度はますます上がってくると見込まれます。

上場当初の40円から比べても100倍ほどの上昇ですので、2018年も提携する企業が増えるなどのニュースには注意していきましょう。IoTに力を注ぐ企業はアイオータに注目する可能性は非常に高いと言えます。

それから、アイオータ取引のプラットホームの開発を進めていてJavaScriptやC♯言語といったプログラミングでも有名なもので調整できるようにも進んでいます。

開発のしやすさ、将来性も含めアルトコインでは期待される仮想通貨の一つになることは間違いでしょう。

購入できる主な取引所等

アイオータを購入する際に注意して欲しいのは、日本の取引所では取扱がないことです。そうなると海外の取引所に登録して保有する方法が考えられます。

海外の取引所では以下の取引所がおすすめです。

1.Bitfinex(ビットフィネックス)

現状、アイオータを扱う有名な取引所です。取引手数料は高くても0.26 %。しかし、2017年12月25日現在、新規口座受付を停止していて停止期間も定かになっていません。現在、口座を持っている方におすすめと考えてください。

2.Binance(バイナンス)

中国では大手の仮想通貨取引所。今や世界でもトップクラスの取引量を誇るまでに成長。2017年10月1日にアイオータは上場しています。バイナンスの特徴は多くのアルトコインが上場しているところ。

日本の取引所に登録している方はその口座から海外の取引所のウォレットに送金することでアイオータを購入することも可能です。そこで、その方法を簡単に紹介します。

まず、登録している日本の取引所でビットコインを買いましょう。例えば、コインチェックであればウォレットの画面に入り、コインを買うでビットコインを希望数買うことが可能です。

そして、海外の取引所の口座(ウォレット)に送金します。現状、ビットフィネックスの口座は開設できませんのでバイナンスに登録する必要があります。

その後、バイナンスでアイオータを購入する流れになります。(バイナンスではビットコイン、イーサリアム、USDTと言うUSドルと同じ価格の仮想通貨のみで取引可能なためにこのような流れになります。)

ちなみに、海外の取引所にはまだ抵抗があると考える方もいるかもしれません。しかし、アルトコインも多数扱われているところも多いので仮想通貨に興味があるのであれば海外の取引所への登録も視野に入れましょう。

アイオータのウォレット

念のため、アイオータのウォレットについても少し触れておきます。先にも紹介したようにアイオータには公式のウォレットがあります。

もちろん、仮想通貨の取引所にはウォレットがあります。それよりもセキュリティが高いのがアイオータの公式ウォレットになります。

特徴は「seed(シード)」と呼ばれる番号によってセキュリティを高めています。パスワードやIDは不要でシードのみでログインできることが可能となっています。

最大81文字で設定可能ですので極力長い番号に設定することが望ましいでしょう。他人に分かると危険ですのでシードの管理もしっかり行う必要があります。

top