仮想通貨取引所とは、株の取引を売買する証券取引所と同じように、仮想通貨の売買を行う場所のことです。
一般的には、仮想通貨取引所とひとくくりで呼ばれますが、実際には、取引所と販売所の2種類があります。
仮想通貨取引所は、仮想通貨を売ろうとしているユーザーと仮想通貨を買おうとしているユーザーの仲介を行っている場所のことで、一般的に板取引と言われる取引方式で仮想通貨が売買できる場所です。
売買の価格差をスプレッドと言い、取引所の収入源となっていますが、取引所ではユーザー同士が売買をするため、一般的にスプレッドは狭く(価格差が少ない)なり、スプレッドをおさえることができます。
ユーザー同士の取引のため、売買取引が成立しない、実際の買い注文をだしても、購入価格が変わってしまう(成行注文の場合)というデメリットがあります。
仮想通貨販売所とは、運営元が購入・所有している仮想通貨は販売し、顧客から買取をしている場所になります。
運営元とのやりとりになりますので、取引所での売買の手続きよりも、初心者にもわかりやすく簡単に売買注文ができるというメリットがありますが、スプレッドが一般的に取引所よりも広くなります。
スプレッドが広くなると、売買益がでても、スプレッドで相殺されてしまうため、実利益が少なくなってしまいます。
例えば、買い105万円、売り100万円(スプレッドが5万円)から、買い115万円、売り110万円に、10万円相場が上がった場合でも、スプレッドが5万円のため、実利益は5万円になります。
仮想通貨取引所に口座を開く場合、各取引所のホームページにアクセスして必要事項を入力するだけで完了します。
日本の仮想通貨取引所が営業するには金融庁の仮想通貨交換業者の登録が必要なため、ユーザーも口座開設の際は、必ず免許証など身分証明書の提出が求められます。
そのため、取引開始まで数日かかることがあります。
取引画面にログインする際にはパスワードの他にワンタイムパスを入力する2段階認証が設定できたりしますが、セキュリティを考えて必ず設定するようにしましょう。
仮想通貨の購入には取引所に登録して日本円を入金するわけですが、いくら必要か気になるのではないでしょうか。
投資というと元手がある程度必要なイメージがありますが、多くの仮想通貨取引所の場合、数千円からでも購入可能です。
初心者であれば余剰資金の余剰資金で購入するという感覚で数千円から始めてみるといいでしょう。