採掘者とは一般的にマイナーと呼ばれ、マイニングを行う人の事を言います。
マイニングとは仮想通貨の取引履歴データを処理する事で、多くの通貨はマイニングをする事で報酬を得ることができます。
ビットコインなど多くの仮想通貨ではマイニングと呼ばれる取引を記録する作業が必要です。
仮想通貨の先駆け、ビットコインの創成期の頃であれば個人のコンピューター(パソコン)でもマイニングできました。
しかし、最近は専用のハードウェアを大量に保有し、さらに、広大な敷地のある組織ではないとマイニングできなくなってきました。
個人でも組織でも、マイナーの存在はそのシステムを採用している仮想通貨にとって、不可欠な存在であることは間違いありません。
採掘者は作業をすることで報酬を得ることができます。
例えば、誰かに仮想通貨を送金する時には手数料が発生し、それがマイナーへの報酬となります。
ただ、この報酬を得るにはその処理を誰よりも早く行わないといけません。
「AさんがBさんに1BTC送金した。」と言う処理を1番最初に処理しないと報酬はもらえないのです。
ですから、先ほども解説したように高性能なコンピューターを持っている人が有利になるわけです。
そして、マイナー報酬はビットコインの場合、4年に1度のペースで半分になる時期があります。
これを半減期と呼びます。
一見するとマイナーには不利益な話ですが、供給量を安定させるために必要となるのです。
見方を変えると半減期を迎えるとその仮想通貨の供給は終わりに向かっていると言うことにもなります。
ビットコインは2140年ごろに発行枚数全ての供給が終わると言われています。
供給が終わるとマイナーへの報酬は無くなります。
供給量が減っていくとデフレの傾向にあるとも考えられます。
ちなみに、ビットコインの次の半減期は2020年6月に訪れると推測されています。
現在、個人がマイナーになるのは難しいということでしたが、個人でマイニングに参加することは可能です。
その方法は、マイニング組織(企業)のハードウェアに投資することです。
クラウドマイニングと呼ばれマイニングプールと言うマイニング組織の集まりに出資して、その後、配当や報酬として仮想通貨を得る方法があります。
日本ではクラウドマイニングを投資商品として販売しているウェブサイトなどのプラットホームはありませんが海外ではウェブサイトが存在しています。
もし、興味があれば海外サイトから投資することになります。
ですが、国の規制が入っていない事から、資金を集めるだけ集めて計画倒産されてしまう危険性もあります。
そのような詐欺被害にあうことも念頭に入れて投資しなければいけません。