[18年02月更新] ビットコインなどの仮想通貨の価格はどうやって決まるの?大暴落や暴騰の理由は? - CCらぼ-ビットコインや仮想通貨、仮想通貨取引所の初心者向けメディア

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ビットコインなどの仮想通貨の価格はどうやって決まるの?大暴落や暴騰の理由は?

2018.02.19 更新

2017年後半頃から、ビットコインを始めとする仮想通貨の暴騰や大暴落が大きな話題になっています。

仮想通貨への投資をしている方にとって暴騰はありがたいものですが、大暴落によって損失を被るのは避けたいところです。
仮想通貨の価格はさまざまな要因によって決まります。そこでこの記事では、ビットコインなどの仮想通貨の価格がどうやって決まるのか?そして大暴落が起きる理由は何なのか?ということについて解説します。

仮想通貨の価格を決めるのは「需要」と「供給」

ビットコインを始めとする仮想通貨の価格を決めるのは、「需要」と「供給」です。この法則は、仮想通貨にかぎらずどんなものでも同じです。たくさんの人が欲しがる限定グッズは価格があがり、誰にも見向きもされない不人気商品は二束三文で売りに出されてしまうのです。

つまり、ビットコインを買い求める人が多ければ価格が上がり、ビットコインをいらないと判断して売る人が増えれば価格が下がるということです。
この原理にしたがえば、2017年の1年間は、ビットコインなどの仮想通貨の需要が増え続けていたといえます。
たとえばビットコインは2017年1月時点では1BTC(ビットコインの単位)=約10万円でしたが、高騰した12月17日には1BTC=約230万円になっており、約23倍になったということです。
一方で、短期的には12月22日に1BTC=約140万円にまで暴落しているように、需要よりも供給が増えるタイミングもあります。

このように、仮想通貨の価格は需要と供給によって変化するので、需要と供給が上下する要因を理解しておけば価格の変動を理解できます。

ビットコインなどの仮想通貨の「需要」とは

2017年は「仮想通貨元年」とも呼ばれるほど、仮想通貨が広く社会に知れ渡ってきました。
そして仮想通貨全体としては、間違いなく需要は増え続けています。需要が増える要因には以下のようなものがあります。

社会的な価値が上がり買い手が増える

仮想通貨は、キャッシュレス社会に適応できる通貨で、日本円などの現金よりも利便性が高まっていく予想されています。
さらに国家などに管理されることがない「自由な通貨」という側面もあります。
このような仮想通貨の役割に魅力を感じて買い求める人が増えれば、価格があがります。
さらに最近では仮想通貨での支払いに対応する実店舗が増えているように、社会的に仮想通貨を活用する人が増えれば、その分需要は増します。

投機的な理由で買い手が増える

仮想通貨は、その実用性や将来性だけではなく、投資先としての魅力も広く知れ渡りました。
実際、ビットコインを2017年1月に買って保持していれば、資産が約23倍になっていたということですから、多くの人にとって魅力的な投資先だと思えるでしょう。
そして、仮想通貨への投資で利益を得たい人たちが仮想通貨を買い求めることによって、さらに価格が上昇するのです。

ビットコインなどの仮想通貨の「供給」とは

仮想通貨の「供給」には二つの側面があります。
一つ目は、その仮想通貨自体が発行されて市場に流通する量です。仮想通貨は実物ではない通貨ですが、発行量と発行スピードがプログラムによって定められています。

たとえば、ビットコインは総発行量が2,100万枚で、現時点では約1,700万枚が発行されています。
また、ビットコインの発行はマイニングと呼ばれる作業で世界中の人によって行われていて、2017年時点では10分間に12.5BTCずつ発行されることになっています。
つまり、2017時点では新規発行による供給が、需要に追いついていないので価格が上がり続けているということです。

仮想通貨の発行スピードは数年に1度、半減期と呼ばれるタイミングで遅くなっていきます。
そして新規発行される量が減れば、その分希少性が高まるので、価格は上がっていくと予想されています。
また、総発行量が決まっているので、ある日突然大量に供給されて価格が落ちるということもありません。
つまり、仮想通貨の発行量やスピードは価格を暴落させる大きな要因にはならないということです。

仮想通貨のもう一つの「供給」とは、市場で売り出されている量のことです。
仮想通貨取引所に、保有している仮想通貨を売りたいと考えている人が増えれば、その分価格も下がります。
「供給」が増える要因には以下のようなものがあります。

投機目的の売り手によって供給が増える

たとえばビットコインを大量に保有している人が、それを市場に流せば供給が増えて価格が下がります。
仮想通貨を投資目的で利用している人も少なくないので、利益を確保しようとして売却する人があらわれれば、それによって価格が暴落する可能性は常にあるのです。

仮想通貨の社会的な価値が下がり供給が増える

仮想通貨は、まだ社会に完全に浸透したわけではありません。
今後、国によって仮想通貨に関する法律が作られたり、実用性の面で問題が発生したら、その価値が下がってしまう可能性があります。
そして仮想通貨を見限って手放す人が増えれば、価格も下落します。

仮想通貨の大暴落の理由とは

ここまで解説してきたとおり、仮想通貨の価格は需要と供給によって決まります。
そして、極端に仮想通貨を売却する人が増えて供給も増えれば、価格の大暴落が発生します。

たとえば、ビットコインは12月17日から23日かけて1BTC=230万円から140万円まで暴落しています。
この理由はさまざまな憶測を読んでいますが、正確な証拠があるものは判明していません。
そして、今後も理由が正確に把握できない暴落が発生する可能性は常にあります。

大暴落を事前に予測するのは困難ですが、大暴落の理由となりかねないことについて例を紹介しますので、これらのニュースに対して敏感になっておきましょう。

  • 資産家が大量に仮想通貨を売却する
  • ハッキングなどにより大量の仮想通貨が盗まれる
  • 仮想通貨が悪質なトラブルを引き起こして社会的な信用がおちる
  • 仮想通貨取引に厳しい税制度が制定される

仮想通貨の価格は需要と供給で決まり、さまざまな理由で大暴落する

ビットコインなどの仮想通貨は、需要が増えれば価格が上昇し、供給が増えれば価格が下がります。
市場全体としては需要が増え続けているので価格が上昇し続けていますが、売り手が増えるような理由が発生すれば大暴落を引き起こされる可能性もあります。
だから仮想通貨への投資はあくまでも自己責任で、損失を被ってもダメージが少ない範囲に留めておきましょう。

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